領  域02

革新的建設・インフラ維持管理技術/革新的防災・減災技術領域

「建設分野の生産性向上」「診断・措置のスピードアップ」
「事前防災」の実現へ

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高度経済成長期に建設された多くのインフラ構造物(橋梁、トンネル等)が50年を経過して老朽化し、措置の必要性が高まっていることに加えて近年、激甚災害が多発している。一方で、少子高齢化に伴う深刻な人手不足と公共投資制約により、インフラ構造物の一部はその機能を発揮するどころか人命に影響する大事故を招きかねない危機的状況にある。この危機からいち早く脱却するため、AI・ロボット等の新技術を活用した建設分野のDX化により「建設分野の生産性向上」「インフラ診断・措置のスピードアップ」および「事前防災」の実現を図り、「建設分野のSociety 5.0」を目指して「日本経済を支え、国民の安全・安心な生活を守るインフラの健全性」を確保する。

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LEADER

革新的建設・インフラ維持管理技術
/革新的防災・減災技術領域統括

田代 民治

鹿島建設株式会社 顧問

PROFILE
1948年福岡県生まれ、1971年東京大学工学部土木工学科卒業同年鹿島建設株式会社入社、川治ダム、厳木ダム、宮ヶ瀬ダム(所長)、温井ダム(工事長)工事等に従事。2000年東京支店土木部長を経て、2005年執行役員東京土木支店長、2007年常務執行役員土木管理本部長、2010年代表取締役副社長執行役員、2019年常任顧問、2021年より現職。2016年よりケミカルグラウト株式会社 取締役会長(現職)、2016年東京大学博士(工学)取得、土木学会第104代会長、ダム工学会第24代会長。

領域概要

建設分野にイノベーションを起こす

インフラの健全性確保のため、国土交通省が掲げる「i-Constructionの推進」の下、建設分野での「生産性向上」と「Society 5.0」を実現すると共に、長寿命化を考えた建設、環境に配慮した建設など「真の価値を見据えた革新的建設」を「イノベーションの基本事項」として、アナログ体質の建設分野にイノベーションを起こす。

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PRISMにおける革新的建設・インフラ維持管理技術/革新的防災・減災技術領域の特徴

高度経済成長期に建設された多くのインフラ構造物は老朽化が進んでいることに加え、異常気象による激甚災害も多発し、インフラ強化の必要性が急速に高まっている。一方で、インフラへの国民の関心は薄く、このまま放置すると社会基盤を揺るがし、国民の安全・安心な生活を損なう恐れがある。このような危機感から、インフラの健全性を確保するため当領域がPRISMのテーマとして選定された。平成26年度から始まったSIP1期は「インフラ維持管理」と「防災・減災」の2分野でスタートしましたが、平成30年度から始まったPRISMでは、これに「革新的建設」を加えて「三位一体」でインフラ・防災領域全体のイノベーションを狙う活動として進めてきた。

領域の取り組みにおける活動

この5年間、毎年30数億円の予算を各省の元施策の予算にアドオンして15件程度の施策を実施してきた。主な施策としては、「革新的建設」分野では、イノベーション実装に向けた具体策として、建設生産プロセスの大きなPDCAを回すために、設計・施工・検査・維持管理における【技術開発】や【業務改革】につながる「164件のモデル事業」を官主導で実施するとともに、Society 5.0に向けた「行政のデジタル化」の核となる「国土交通データプラットフォーム」を構築した。「維持管理」分野では、施策のポイントを絞って、5年サイクルの法定点検データのデジタル化・地図化に寄与し、「行政のデジタル化」に繋げた。「防災・減災」分野では、SIP で開発された基盤的防災情報流通ネットワークである【SIP4D】との連携強化や省庁横断的な取組である【流域治水】の関連施策に取り組んだ。
これらの成果もあり、次のSIP3期では「防災・減災」に加えて、「革新的建設」と「維持管理」分野を対象とした「スマートインフラマネジメントシステム構築」の新規立上げに貢献したのである。

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革新的建設・インフラ
維持管理技術/革新的
防災・減災技術領域
成果報告動画

SIP/PRISM シンポジウム 2022

2023.03.17(金) 13:00
〜オンライン開催

7回目の開催となる
今年度のシンポジウムでは、
SIP第2期5年間の研究成果を
報告いたします。
また、令和5年度から開始する
SIP第3期と、
PRISMの後継プログラム
BRIDGEについても
最新情報を発表いたします。

詳しくはこちら
開催終了!実施レポートはこちら