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スマートバイオ産業・農業基盤技術
次世代バイオ産業・農業による
「食」のサステナビリティの実現
Society 5.0が描く持続可能な社会づくりには、「作って」「使って」「捨てる」現行の直線型ビジネスモデルから、使った後の資源化利活用や最初の開発段階から再利用をデザインする循環化ビジネスモデルへの転換が必要である。本課題では循環化への変革に貢献する、開発(育種)、生産、流通、消費、資源循環の各領域が直面する課題へ取組み、循環型モデル構築のインフラとなる分野間連携のためのデータ連携基盤を構築する。
PROGRAM DIRECTOR
小林 憲明
一般社団法人
バイオインダストリー協会 参与
バイオ戦略有識者会議 構成員
- PROFILE
- 1983年三重大学工学部卒業。同年キリンビール(株)入社、1998年国際ビール事業部(中国東南アジア担当)、2004年経営企画部部長代理、2010年キリンビバレッジ(株)ロジスティクス本部生産部長、2014年キリン(株)執行役員R&D本部技術統括部長、2017年キリン(株)取締役常務執行役員兼キリンホールディングス(株)常務執行役員。2018年SIPスマートバイオ産業・農業基盤技術プログラムディレクター就任、2019年キリンホールディングス(株)取締役常務執行役員、バイオ戦略有識者会議構成員、2022年キリンホールディングス(株)退任。
研究開発テーマ
- 「開発(育種)」から利用後の「資源循環」まで各領域別の問題解決につながる研究開発
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日本の農業の持続可能性に貢献する「育種の効率化(スマート育種)」「農業生産のスマート化( スマート農業)」関連の研究開発
食の安全・安心の確保や食品ロス削減など食品流通・フードチェーンの改革を実現するための研究開発
農産物の付加価値向上、地域振興に貢献する「食によるヘルスケア産業の振興」「農業未利用資源の利活用」のための研究開発
- 循環型社会への転換に貢献するバイオデータベース連携基盤の構築
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公的研究機関等のバイオ関連データベース及び、SIPバイオ農業の研究開発成果のデータベースを、統合的に検索・利用できるようにする連携・統合利用システムの構築
5年間の成果
「開発(育種)」から利用後の「資源循環」まで各領域別の問題解決につながる研究開発
- 開発育種の効率化
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ゲノムデータ・系譜データ・表現型データ等から交配後代の遺伝的能力の予測を行う「データ駆動型育種プラットフォーム」の構築と精密ゲノム編集技術、外来DNAフリーなゲノム編集技術を開発した。
- 生産農業生産のスマート化
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農作業における省力・軽労化を進め、新規就農者の確保や栽培技術力の継承に貢献するトラクターの遠隔監視型自動走行(レベル3)技術の開発、畑作物・野菜のデータ駆動型生産による精密集荷予測、現場廃棄削減のための技術を開発した。
- 流通スマートフードチェーンプラットフォームukabisの構築
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生鮮品のフードチェーンのデジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションを進めるデータ連携基盤の構築と活用サービスの開発を行った。一般社団法人「スマートフードチェーン推進機構」が運営・展開する。
「情報処理」Vol.63 No.5より転載
- 販売・消費食によるヘルスケア産業振興
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健常人1000人分の食・マイクロバイオーム・健康統合データセット、軽度不調評価手法、食品中機能性成分一斉分析手法を開発した。一般社団法人「セルフケアフー ド協議会」が運営展開する。
- 資源循環未利用資源の利活用
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農作物の非可食部分から化学工業の基幹物質であるC6糖を30円/kgで供給する技術、そのC6糖から高機能なバイオプラスチックを製造する技術や設計支援・性能予測技術、微生物探索技術、食品系資源としてプラスチックが混入した食物残渣を高性能な固形燃料に変換する技術を開発した。
循環型社会への転換に貢献する バイオデータベース連携基盤の構築
- 分野横断的データ連携基盤の構築
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公的研究機関等が蓄積・保有するバイオ関連のデータベースや、SIPバイオ農業の研究開発 によって生み出される研究成果のデータベースを統合的に検索・利用できるようにする「バイオDB連携・統合利用システム」を開発した。
スマートバイオ産業
・農業基盤技術
成果報告動画
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2023.03.17(金) 13:00
〜オンライン開催
7回目の開催となる
今年度のシンポジウムでは、
SIP第2期5年間の研究成果を
報告いたします。
また、令和5年度から開始する
SIP第3期と、
PRISMの後継プログラム
BRIDGEについても
最新情報を発表いたします。